ボトラーズによる、スコットランドはスペイサイド地区の柔らかモルト、しかも若いやつが2本入りました。
一つは、デュワーラトレー社のトーモアの7年、64.9°。なんと、リオハワイン樽でフィニッシュかけてます。
もう一つは、ダクラスレイン社のプロベナンスシリーズから、グレンロセスの5年、46°です。バリバリかどうかは飲んでないので分かりませんが、シェリーパンチョン樽熟成です。
価格はいずれもお手頃、ぜひ、お試しを。
若いと言えば、ジャズトランペッター、リー・モーガンです。若干18歳でレコードデビュー、写真はブルーノートレーベルからの第2弾のやつです。
英語はよく分かりませんが、ブリリアントという表現が誰よりも当たるのは、彼のプレイでしょう。ファッションもかっこよく、この写真やビージェイレーベルでのスーツ姿は本当に素敵ですね。
前回取り上げたクリフォード・ブラウンの再来と言われ(ブルーノート第三弾では、ベニーゴルソン作曲の『アイ・リメンバー・クリフォード』という曲を、亡きクリフォード・ブラウンに届けとばかり、情感たっぷりに吹き上げています)、秀逸なプレイの数々を残したのですが、ひどいドラッグ癖からの回復後、さあこれから、って時に、一回り年上の愛人に射殺されてしまいました。享年33歳。
一昨年の冬、その愛人の肉声などを基に製作された、リー・モーガンのドキュメンタリー映画を映画館で観賞したのですが、動いてる本人が次から次へ、当たり前と言えば当たり前ですが、まあ、とにかく感動でした。
劇中、今も覚えている本人のコメントがあります。
「ジャズって言葉は嫌いだ。自分がニグロって言われている気がする」
ジャズはまた、黒人差別の歴史を内包するものでもありました。決して、ファッションではないのです。