店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

カリラ7年

新しいウイスキー入りました。
スコットランドのボトラー、キングスバリー社からスモーキーなアイラ島のモルト、カリラの若い7年熟成です。
バーボンバレルの樽出し、57.4°です。実に期待大な一本です。

恥ずかしながら、僕はカリラのオフィシャルボトル飲んだことがないんです。ボトラーズものはこれまで数々頂きましたが、オフィシャルものは発売されて10年ちょっとは経ちますかね? まだ一度も、、、
職業柄、そんなことでいいのか? と叱られそうですが、飲んでないものはどうしようもありません。

ところで、そんなことでいいのか? といえば、ジャズギタリスト、ケニー・バレルです。正確に言えば、70年代後半のトリオでのアルバム『ハンド クラフテッド』のジャケットです。

なんでこんなんなんでしょう? ダサすぎます。
前回、思わすジャケ買いした、ハービー・ニコルズのレコード紹介しましたが、それに引き換えこのダサさはなんとしたものでしょう?

じゃ、なんで買ったのか?
当たり前ですが、演奏が素晴らしいからです。以前、ジャズ喫茶で聞いてて、かなり良かった記憶がありまして、、、レコード屋で見つけたときには少々、ジャケットのせいで少々ですが、小躍りしたものでした。

アップテンポな『あなたと夜と音楽と』から始まりますが、全体を通してアコースティックな静かな感じです。B面はマイルスの『オールブルース』が、かなりブルージーに奏でられたら、締めはバラードでの『イッツ クッド ハップン ツウ ユー』です。素晴らしい締めです。感涙ものです。

あのプルーストは、芸術家はその作品にのみよって評価されるべきで、人格は関係ねー、みたいなことを言っていますが、そりゃ演奏が素晴らしいにこしたことはありませんが、レコードジャケット、もうちょっとどうにかなんなかったのかなー。