店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ビリー・ワイルダー『第十七捕虜収容所』

シネマヴェーラ渋谷で、昔のハリウッド作品のうち、名脚本家から名監督になった3人にかかわる特集やってまして、うち、ビリー・ワイルダーの監督作『第十七捕虜収容所』(53) 観てきました。

相変わらずのワイルダー節全快、大変楽しめました。

捕虜収容所モノといえば、『大脱走』(63) 思い浮かべる方多いと思いますが、ジャンルノアールの『大いなる幻影』(40) とともにこのワイルダー作も押さえておきたいところですね。
ルノアール作では、ほんの少しですが、トンネルでの脱走を試みるシーンが出てきますし、ワイルダー作では、トンネルに加え、蒸留器でジャガイモの酒を造るシーンがすでに出ています。

しかし、こういった小道具的ネタは相変わらず上手いですね。

(藤山)