(前回投稿より続く)
そして、その後はいつもの映画。
ヒューマントラストシネマ有楽町で、先月末から公開されているフランス映画『パリに見出だされたピアニスト』です。
主演の不良青年は、一昨年の僕の年間ナンバーワン映画『アスファルト』(同じくフランス)に出てた主演の少年ですね。大きくなったなー。この時の監督の息子で、お母さんは女優だったんですが、監督と別れたあと付き合ってた恋人から撲殺されてしまいました。彼女のお父さんが、あのジャンルイ・トランティニャン(シャバダバダバダバダー)なので、この青年は孫ってことになります。なんとなく似てますねー(髪の毛は似ないようにね)。
ストーリーは良くある展開です。先が読めます。しかし、僕は知識としてクラシック音楽にうといのですが、この音楽が、映像と一体となった音楽が素晴らしい。まさに音楽がストーリーを展開させていると言っても過言ではないでしょう(他に挿入されている現代音楽はつまんないけど)。
今日一日、芸術全般に触れまして、時代がどんなに便利になろうとも、時代を超えて生き続けるのは芸術のみではなかろうか。自分が生きた証として、自らはそれを創れなくとも、その感性だけは(知識ではなく)育んでいきたいなぁ、そんなことを思った次第です。
そういえば、当店オープン間もない頃、参考にと、お客様からクラシックのCDかなりいただきまして、その後、ばったりいらっしゃらなくなったんですが、お元気なのかな? 思えば、あの方もこの方も、、、
プルースト作『失われた時を求めて』
BAR藤山作『失われた客を求めて』
(最終14巻、夏頃発売っていってたのに、まだなんだよなー)
(藤山)