店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ビートルズ『アハードデイズナイト』

今日はアップリンク吉祥寺で、ビートルズ主演映画のうちの最初の一本『アハードデイズナイト』(64) です。旧タイトル(←なんだよ、旧ってのは。旧で育ってきたんだよ)で言うところの『ビートルズがやってくる、ヤァ!ヤァ!ヤァ!』ですね。

懐かしいなー。
実は、遡ることうん十年前の中学生時代、県庁所在地の市まで、映画館だったか、なんかのホールだったか観に行ったんですよ。電車でとことこっとね。田舎なんで電車に乗ることなんてめったにないんですよ。しかも、時代ですねー、坊主頭の詰襟の学生服という出で立ちで(男子は丸刈り、学区外に行くときは制服)。

そんなガキんちょがビートルズですよ、しかも映画ですよ。笑えますねー。
しかし、青春の情熱というものは、何をさせるか分かりません。想えば、あの時、ラジオから流れてきた『フロムミーツゥユー』。今まで感じたことのない、カーっとしたものが、身体中を駆け巡り、、、
そっから、ブリティッシュロック、特に60~70年代→ブルース→ジャズといろいろ聞いてきましだが、やはり原点、ビートルズです。

で、改めて観てみたんですが、映画の内容自体はなんてことないですね。よほどのビートルズファンじゃなきゃ、つまんねー、金返せってレベルでしょう。
しかし、ラストのライブシーン、坊主頭の中学生の記憶は間違っていませんでした、一発目の『テルミーホワイ?』、カッケー。 ファンの女の子たちの絶叫がこれまた凄い。みんな、今では凄いババアになってんでしょうが。
って、僕も坊主が今では立派な白髪頭になってしまい。

ちなみに、今回の上映は、初公開から55周年を記念してらしいのですが、ちょっと待ってくださいよ。ということは、僕は今、70歳ぐらい? おかしいなぁ? もう少し若いと思っていたんですが。

(藤山)