店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ロシア映画『私のちいさなお葬式』

一粒の実も、そのまんまじゃ、ただの一粒の実。でも、それが地面に落っこちて、死ぬことによって、多くの実をもたらす、、、だったかな?

今日はシネスイッチ銀座で、ロシア映画『私のちいさなお葬式』です。
医者にいつ死んでもおかしくないと宣告された、ある田舎町のお婆ちゃんが、都会で忙しく働く息子に迷惑かけまいと、自ら葬式などの手続きをやってしまおうと孤軍奮闘する物語です。

死へ突き進むお婆ちゃんの潔さ、そして、それを通じて得た、というか再認識させられた愛。それは息子だけに限らず隣人にまで。
ブラックユーモアを交えつつ、あっという間のエンドロール。
いやー、良かったなー。

公開二日目でしたが、館内ガラガラ。10人居たかな?
寂しいなー。ぜひ、皆さんご覧ください。

(藤山)