久しぶりの早稲田松竹でレイトショー、昔のフランス映画『恐るべき子供たち』(50) です。
原作は、もう言わずと知れた黒糖、スミマセン、変換間違えましたコクトーですね。
自ら脚本も手掛けています。
監督は、目の下クマ野郎こと、ジャン=ピエール・メルヴィルです。
目の下クマ野郎、と検索しても出てくるわけではありません。僕が勝手に命名したわけですからね。
で、映画ですが、原作を淡々と忠実に映像化していきます。
しかし、しかしですよ。ちょっと待ってくださいよ。
確か物語は、姉のエリザベートが16才、弟のポールが14才から始まるのですが、エリザベートの方は百歩譲っても、ポールよ、オー、ポール。筋骨粒々の、ワキ毛もあるポールよ。中学校の半ズボン姿の、違和感満載のポールよ、、、
目の下クマ野郎、それはないよ。
でも、なんかだんだん慣れてきたなー。
というか、時間の経過がポールに追い付くにつれ、違和感どころか、どんどん引き込まれまして、、、素晴らしい、兎に角素晴らしいです。
さすが、目の下クマ野郎、いい仕事するね。さすが、黒糖、スミマセン、コクトーが唯一、映画化を認めただけのことはあるね。
いつか、コクトーが監督した『美女と野獣』観たいなー。
(藤山)