店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

最終営業日

本日は今年最後の営業日です。
皆様、今年もありがとうございました。
そして、来年もよろしくお願いいたします。

今年も色々ありました。
この年の瀬に、袖看板のうち、当店の灯りだけが消えて、暗いまま年を越します。回復の目処はたっておりません。しかも、なぜか、看板代の請求は、シラッとありまして。

去年1月に発症した五十肩も、直らないまま持ち越しです。お客様ご注文のボトルに手が届かず、「別のにしますよ」と気を遣わせてしまいまして。
ほぼ2年も直らないとは、ほんとに五十肩なのかな? 別の何か、仕事したくない肩、とか、そんな病名ではないのかな。
でも、まあ、はやる右肩を手負いの左肩がセーブして、まあ、バランスとれてんのかな? ぼちぼちやっていこう。

アイリッシュコーヒーでは、「お客に豆挽かせんの?」と仰りながらも、その後の一口含んだときの満面の笑み。
そう、多分これを見たくて、僕は仕事をやってるんだろな。
映画や本やなんかと同じく、バーの仕事も、明日の糧を得るというよりも(十分な糧を得たことはございませぬ)、趣味的な要素がおおきいかな。
しかし、趣味だからこそ、真剣になれるのかもしれません。

ぜひ、皆さん、当店では何飲みたいか、存分に我が儘仰ってください。勝手にバーテンダーが勧めるものの99パーセントは、不味いと疑った方がよいですね。

酒はただ、そこにあるだけ。
良い酒とするか、悪い酒とするかは貴方次第。今宵は如何しましょうか?