店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ロシア映画『レト』

あの夏、ぼくらが追い求めたロックと自由と淡い恋~ときは1980年代前半、西側諸国(資本主義諸国)の文化は禁忌とされていたソ連時代のレニングラードでは、レッド・ツェッペリンやTレックスなど西側のロックスターの影響を受けたアンダーグラウンド・ロックが花開こうとしていた、、、」

という前口上に引かれまして、ヒューマントラストシネマ渋谷で、現代ロシア映画の『LETO~れと~』を観賞。
もし、少しでも音楽を、かつ、少しでもロックと呼ばれるものに触れたことがある方ならば、胸が熱くならずにはいられない、そんな映画。
僕自身、初めてスタジオに入って、アンプにギター繋いで、でかい音出したときの、あの感じがマザマザとよみがえって来ました。

ロックってなんだろね? 音楽ってのはもちろんですが、反社会的なものなんですよね。暴力じゃないですよ。頭と音と衝動とがミックスされて、これはね、誰にも止められないんですよ。
たまたま、この映画では当時のソ連の社会体制が、ひとつの着火材となっている訳ですが、ドアーズの曲にある『ブレーク・オン・スルー』なるものは、健全な反抗心の基には、どうしても沸き上がって来るものだと思うんですよ。

~我こそはロックミュージシャン、だと言うならば、ゲリラライブをヤっておくれ。
この閉塞した状況を撃ち破っておくれ。
国会前でも、霞が関でも、都道府県庁、どこでもいいよ
天を突き破る爆音を鳴らしておくれ。
世を嘲笑ってこそのロックなのに、世にならってリモートなんてヤってんじゃないよ~