店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

イギリス映画『アウェイデイズ』

ファッション、音楽、そして、決してはずせないフットボール(サッカー)を含めて、イングランドのカルチャーを好きな方は観ないといけないでしょう。
本日は初訪問、新宿はシネマカリテで、本邦初公開、少し前のイギリス映画『アウェイデイズ』(09) です。
70年代後半の北西部マージーサイドが舞台の、簡単に言ってしまうと青春映画です。

若者特有のイライラ感ってのは世界各国共通なんでしょうな。住んでる世界が小さく感じて、どっか他所へ行きたくなる。特に階級社会はびこる同国、かつ30年代の世界恐慌から立ち直れないマージーサイド辺りでは、そのうっ憤もかなりなものかと。
で、結局は暴力で発散、、、

あーあ、どうしようもないな。でもね、そのイライラ感、誰もが通る道なんダロなー。
いわゆる不良でも、頭の悪いヤツは、人を傷つけても笑ってるけど、この2人の主人公のように、人を傷つけつつも、どこかに虚無感を感じてるヤツは、其れ以上に自分自身が傷つく。
そして、肉体的にも決定的な痛みを感じたときに全ては終わる。本当の大人に進むのか、それとも死か?

昔から、痛い思いをしないと分からない、ってよく言われるけど、其れこそが若さというか、逆説的な意味での若者の特権だと思うんですよね。ジジイになったら、腰とか膝とか肩とかの痛みしか縁がないからね。
それだからこそ、何か最近のピコピコ打ち込んでる若いヤツらってのは、痛い思いしたことないんじゃないのかな。コマッチャクレタようなのばかり。 まあ、どうでもいいけど。

(映画のノチ、一杯やろうとしたところ、最近の感染症対策から、QRなんとかでメニュー読み込んでくれ、って店員のお姉ちゃんから言われたけど、やり方ワカラズ、結局、紙のメニューを貰う、五十肩に悩むオヤジであった)