店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ソフィスティケイテッド・コメディ特集から『沈黙は金』

まいったなー、来月頭、店の賃貸契約更新。更新料どうするよー、家賃1か月分、、、道すがら、こんな憂鬱。そして、本日はシネマヴェーラ渋谷へ。
会員証を提示して、チケット一枚ね。えっ? 期限切れてる? 年会費? マジですか、ここでも更新料かよ。参ったね、どうも。

それでも行かないわけには参りませぬ。これから1か月にわたり「ソフィスティケイテッド・コメディへの招待」と題して、1930年代から50年代のハリウッドを中心とした、古き良きコメディ40作品が目白押しなのです(三分の一は既に同館で観てましたが)。
うち、本日はフランス作品、ルネ・クレール監督の『沈黙は金』(46) 。主演は今回の特集アチコチに出ているモーリス・シュヴァリエです。相変わらずいい味出してますね。

いやー、ほんと良いわー。ベル・エポックって言葉があって、この作品は、パリのその時代の話だと思うんですが、ほんと良い時代。そして良い映画。お洒落なラスト、、、何で今はこんなの無いんだろ? あーだ、こーだコマッチャクレタの作んなくてもね、人々が寄り添い、愛を囁きあい、歌をそして人生を楽しめば、それ以上のものはいらないね。

(Bunkamuraで2月から、ドアノーのパリを舞台に音楽をテーマとした写真展あり。これも楽しみだ)