店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

新春映画、小津特集

明けましておめでとうございます。

そして、新春第一弾の映画は、早稲田松竹で小津安二郎特集です。
『小早川家の秋』(61) 『秋刀魚の味』(62) の二本立て。本日は映画サービスデーでもありますので八百円。それとは関係なく、さすが小津、満席です。

で、小早川家~はおいといて、秋刀魚~の方です。
もうね、岩下志麻、可愛すぎです。映画自体はね、それより先の『晩春』とおんなじような内容なんで(笠智衆が林檎の皮を剥くラストは最高)、これといって取り上げるほどのこともないのですが、もうね、岩下志麻の可愛さにつきますね。
僕だったら、嫁になんかやらないね。この可愛さはね、永遠に閉じ込めておきたい、そんな新春の願い。
あっ、昔の映画だった、、、極妻。

昨年は映画館の休業もあり、50本ほどの鑑賞に終わりましたが、以下、昨年のベストスリーを。

1位 『戦争のない二十日間』(76年、ソ連、アレクセイ・ゲルマン監督、6月にシネマヴェーラ渋谷で観賞)
2位 『天井桟敷の人々』(45年、フランス、マルセル・カルネ監督、11月に恵比寿ガーデンシネマで観賞)
3位 『西鶴一代女』(52年、日本、溝口健二監督、1月に早稲田松竹で観賞)

3位は色々悩んだんですが、サイレント映画特集で観た『笑う男』とか、つい最近の『沈黙は金』なんか、、、でもね、やっぱ溝口のこれかな。ちょうど一年前の元旦、同じく早稲田松竹で。昔の日本映画は良いねー。

今年も映画館の応援を兼ねて、というのは口実で、只自分の楽しみのために、映画館通い、そして、クダラナイ感想、猪口猪口と。
本年もよろしくお願いいたします。