先月末から神保町シアターで始まってました「谷崎・三島・荷風ーー耽美と背徳の文芸作品」特集のうち、本日は吉行淳之介の同名小説を原作とした、昭和39年の日本映画『砂の上の植物群』(64) を観賞です。
吉行作品はこれを含めて文庫で五冊分読んだけど、なんだかなー。芥川賞とった『驟雨』良かったけど、後はなんだかなー。
砂の上の~も内容忘れたまま、映画にのぞんだのですが、冒頭の山下公園、マリンタワー、化粧品のトランク担いだセールスマン、口紅の女子高生、、、あー、思い出した。そして、、、
もうスゴいです。コイツは一回観ておく必要があります。吉行うんぬんはおいといて、このエロティシズム、不道徳、それを芸術にまで高めて。なんですか、これは。
仲谷昇若いなー、目がイッちゃってるね。
カット、の声がかかったときに、普通に戻れるのかね、この演技は。
いやー、凄かった満腹。その前に食べた新橋亭(しんきょうてい)の塩ラーメンを戻しそうになりました。
あっ、東急本店の方の新橋亭ね。
そうそう、映画の前にBunkamuraで、ドアノーの写真展でした。
音楽をテーマにパリのあちこち、そして人々。
いやー、みんな良い笑顔だねー。集い、歌い、愛し合い、、、
会場入り口にあったドアノーの言葉。
「パリは、時間の浪費がチケット代わりになる劇場だ」