~トンカツ食えなくなったら、生きてる意味がねえ~
そんなトンカツ愛丸出しの唄で始まる『喜劇、とんかつ一代』(63) 。
シネマヴェーラ渋谷で今週から始まりました「これが日本の喜劇人だ!」と題する、昭和の喜劇人ら出演作の特集。そのうちの一本を、本日鑑賞です。
東京・上野がトンカツの発祥の地って、皆さんご存じでしたか?
その上野で、トンカツ屋「とんQ」を営む森繁久彌と淡島千景演じる夫婦を中心に、界隈の親戚関係に当たるフランキー堺、三木のり平なども加わっての抱腹絶倒の物語。
有名洋食店、上野「精龍軒」(精養軒のパクリだね)や、一帯の公園、動物園、湯島の天神(あのお蔦の台詞も飛び出す)、ラブホテルなど、まさに上野一色。
映画でこんなに笑ったのいつ以来だろ?
もちろん、僕だけではありません。場内大爆笑の連続(平日の真っ昼間に何でこんなにオッサンいるんだ?)。ホロリの場面ももちろん用意されています(ポロリではありません)。
やっぱみんな偉人だねー。三木のり平なんか、画面に出てきただけで笑えるもんね。
みんな、笑わしてくれてありがとね。
そして、淡島千景の美しさよ、、、
ラストの唄がまた洒落ている。
~トンカツの脂のにじむ接吻をしよう~
あー、トンカツ食いてー。