先週土曜から始まってました、シネマヴェーラ渋谷での特集「勅使河原宏という天才」。早く行かねばと思いつつ、前回投稿の通り、国立映画アーカイブでも見逃せない特集始まってまして。
で、出遅れましたが、本日、短編三作品と初の長編作『おとし穴』(62) を立て続けに鑑賞です。
勅使河原監督作を初めて観たのは、まだ最近のこと、一昨年だったか、同館での『他人の顔』(66) 。僕の大好きな作家、安部公房が原作。これが映画化されてたのかー、では観なければと出掛けまして。ちなみに安部公房自ら脚本を手掛けてます。
兎に角、これが素晴らしいんですよ。もうね、上映後の余韻しばらくおさまらず。
例えば、病院(原作にはないはず?)のポップなセット一つで、参ってしまい、ラストの無数のノッペラボウ、、、これは他も観なければ。そして先々月、同館受付で次々回の特集にこのパンフレット見付けたときは、思わず、アッ、ともらしてしまった。しかも、安部公房とのタッグ多数。
今日の短編三作品は、ドキュメンタリーの『東京1958』(58)と、みずみずしい『白い朝』(65)、モッズなSF『1日240時間』(70) で、うち後の二本と、武満徹の音楽も素晴らしい『おとし穴』が、安部公房の脚本によるものです。
この映像美よ、どうしたもんかね。もうね、大満足、お腹一杯。
期間中、あと最低二本は観る予定なんですが、パンクするやもしれませぬ。