やっぱ良いわー、ヴァスコンティ。
特に時代物における彼ならではの本物感。豪華絢爛とはまさにこのこと。
本日は早稲田松竹で、ヴィスコンティ作品のうち、いつかはと念じていたうちの一本『夏の嵐』(54) を鑑賞です。やはり満席、早めに行って席確保できて良かったよ。
ついこの間、シネマカリテで観た『異邦人』(67) との同時上映。偉大な原作によりキッチリ外枠を囲われた本作とはうってかわって、もう伸び伸び。冒頭のオペラのソプラノが何処までも何処までも飛んで行き。
劇場に舞うイタリアの三色の紙吹雪、ヴェネチアの石畳をさ迷う二人の影、屋敷、装飾、数え上げたらきりがない、その全てが我が目を幸せにしてくれたのでした。
内容は悲劇だけど、、、