本日は早稲田松竹でレイトショー、フランス映画の『天使/L’ANGE』(82) を観賞です。映画と云うより、 映像作品と云った方がいいのかな? シアターイメージフォーラムでズッーと上映してて、気になってたんですが、ケネス・アンガーみたいな感じかな、程度の漠とした感覚で画面を前に。
絵画における抽象画、ジャズにおけるフリージャズ、よりもさらに先を行くような。抽象画にしろフリージャズにしろ、もちろんこの映像作品にしたって、緻密な計算が働いているとは思いますが、こちらは如何せん、何か俗に縛られているもので。
場面場面にどうしても何かを連想してしまう。ドン・キホーテやら、クレオパトラやら、フェルメール、レンブラントやら、第七の封印や、2001年宇宙の旅や、山猫やら、、、
悟りをひらき、天使に導かれ、神が投げ掛ける光の方へは、昇っていけませんでした。
(来月同館でケネス・アンガー特集またやるようです)