一昨日に続いて、シネマヴェーラ渋谷の「恐ろしい映画」特集に出掛けまして、本日はドイツ、フランス合作の『吸血鬼』(32) を観賞です。監督はあのカール・Th・ドライヤー。デンマーク人だったかと。
以前、劇場忘れましたが、ゴダールの『女と男のいる舗道』(62) 観たときに、アンナ・カリーナ演じる娼婦ナナ(ゾラの『ナナ』から採ってんだろな)が劇場で、映画を観ながら落涙するシーンがあるんですが、その映画がドライヤー作の『裁かるるジャンヌ』(28) だったと、後に知りまして。
いつか観たいなーと思っていたところ、昨年だったか、恵比寿のガーデンシネマで、フランス最古の映画会社(ってことは世界でも最古なのかな? 映画の発祥はフランスなので)、ゴーモン社が手掛けた作品の特集ありまして、何とその中にこれが。
しかし、スケジュール合わず断念。
現在まで宿題としてあるのですが、図らずも今回、別作品ではありますが、監督・脚本にキッチリ彼の名が。
吸血鬼。美女のホッソリした美しい首筋に、怪しく光る牙がガーッと、、、そんなシーンは一切ありません。
ドイツ語の台詞がほんの少しありますが、サイレントと云ってもいいような静けさ。室内では光と影の効果(後のベルイマンの中期作品のような)、屋外では霞がかった幻想的な効果により、あくまで美しい美しい映画に仕上がっています。
『裁かるるジャンヌ』いつ観れんだろ?
