引き続き神保町シアターで開催されています「孤高の美学 ニッポン・ハードボイルド映画の世界」特集に出掛けまして、本日は昭和39年の日活映画『拳銃残酷物語』(64) を観賞。今特集のポスターで使われている写真は、この作品からのもので、もちろん主演の宍戸錠。
前回観た、同じく宍戸錠主演の日活映画『殺しの烙印』(67) が兎に角凄すぎて、もうね、今だにチラッチラッと浮かぶんですよ。これ撮った鈴木清順監督の作品は、これまで『ツィゴイネルワイゼン』(80) しか観たことなかったんですが(早稲田松竹、滅茶苦茶混雑)、清順ワールド、その美的センスに酔いしれますね。
細身のスーツをまとった宍戸錠も格好よかった。
じゃ、生姜ない。もう一本観とくかな、宍戸錠。別の監督だけど、今日はこれを。
現金輸送車強奪に絡むあーだ、こーだの物語。今回はストレートなハードボイルドもの。アクション、スリル満載。やはり、宍戸錠は格好いいねー。妹役の松原智恵子、若いねー(当たり前かー)。
錠さん二作品、館内ジジイ率98%。若い時の興奮を今一度感じてんだろな(最後の興奮)。
昔は映画館出た途端に、友達どおしで、口でバンバン言い合いながらジャレたり、錠さん真似て、コートの襟立ててサングラスかけて、そして風きって歩いたんだろなー。
今は、何はさておき、トイレに駆け込み。トイレ近いからね。