引き続き新宿K’sシネマで開催されています「奇想天外映画祭2021」に出掛けまして、本日は4人の監督によるイギリスのホラー映画『デッド・オブ・ナイト』(45) を観賞です。ホラーと云っても、過激なシーンは一切なく、ときにはイギリス人らしいジョークを交えた上質な作品。
“ミステリーの女王“アガサ・クリスティに『火曜クラブ』ってありますよね。
屋敷に集まった面々、それぞれが順番に自分が体験した怪奇事件を披露して、他の皆がその犯人をそれぞれ推理していくヤツ。
で、毎度、未婚の老婦人、ミス・マープルが犯人を当てていく、、、
この映画も屋敷に集まった面々が、それぞれに体験したホラー話を披露。
毎度、悪夢に悩まされている男がある日招待を受け、田舎のとある屋敷に出掛けていくと、そこには夢と同じ面々が。驚いて、自分の悪夢のことを皆に披露するが、初めは誰も本気にせず、和気あいあい。
しかし、彼がこの後の展開を一つ一つ予言していくと、果たして、その通りのことが起こり。皆が多少の困惑に陥っていく中、自分にもこんな経験があると、うち五人が持ちネタをそれぞれ披露。
これが短編の物語として映画に挿入されていく。
写真は、そのうちの腹話術士の物語。
通常、腹話術士が人形を操っている、と思うのが当たり前ですよね。でも、人形は意思を持っており、腹話術士の方が操られているとしたら? 怖いですねー。
そして、五話の披露も終わり、いよいよクライマックス、悪夢は悪夢通りに進んでいき、、、ギャー、、、そして、彼は目が覚め、やれやれ、悪夢だったかと、、、そこへかかって来た電話。話通りに出掛けてみると、そこはまた、、、あの屋敷、、、
(シネマヴェーラ渋谷でよく見かけるオジサン。ここでも、見かけて、国立映画アーカイブでも見かけて。観るものがいつも一緒なんだけど、、、ホラー?)