店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『伊豆の踊子』

土曜から神保町シアターで始まりました特集「恋する映画~恋とはどういうものかしら」、全九作品。本日は昭和38年の日活映画『伊豆の踊子』(63) を観賞です。

しかし、凄い副題つけたもんだね、恋とはどういうものかしら、って。
コール・ポーター作曲、ジャズのスタンダードナンバー。
ビル・エヴァンスってお洒落ですよね、って、冗談じゃないよ。固い銀行員みたいなジャケット、『ポートレート~』のB面1曲目のこれ、攻めて攻めて攻めまくってるでしょ?
次いでに、クリフォード・ブラウンのトランペットも聴いてね(マックス・ローチとの双頭コンボ、ロリンズもいる)。

あっ、映画でしたね。
あーあ、若い頃の吉永小百合、初めて見たよ。高橋英樹もついでにね。
このギコチナサ、不自然というかワザとらしさというか。まあ、いいや。
ちょい役、十朱幸代は小悪魔的な可愛さ。浪速千栄子は存在感抜群ですな。
ラストは、ジャック・ロジェ監督の『アデュー・フィリピーヌ』を想い出し。
あー、いつか岩下志麻の『雪国』観てー。