引き続き神保町シアターで開催されています特集「恋する映画~恋とはどういうものかしら」に出掛けまして、本日は平成9年の作品『東京夜曲』(97) を観賞です。
チラシの短評には、市川準らしい情緒が堪らない、と記してありますが、これを情緒と呼ぶか、退屈と呼ぶかは、う~ん。
東京下町の商店街を舞台に中年男女の愛を巡るあーだこーだの物語。あっ、倍賞美津子は素敵ですね。
約20年前の作品ですが、まだ20年? もう20年? 隔世の感がありますね。
商店街と云えば、確かに、こんな電気屋、本屋、レコード屋、喫茶店等々、個人がやってる“味わい深い“お店、一杯ありますよね? と云うか、ありましたよね?
新しいビルがドンドコドンドコ建っても、中に入るテナントは、どこも似たようなチェーンのツマンナイ店ばっかり。たまにはさ、スターバックスじゃなくてさ、オートバックスとか入れてみろよ。
スーパーさえマトモにないビジネス街に住んでるものですから、この商店街の雰囲気に豊かなものを感じてしまい。
しかし目を転じると、空の青さを妨害し、街の景観を損なわせる縦横無尽な電線。どうにかならないものですかね。