店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『なまけ者』

京橋の国立映画アーカイブで一週間限定で上映されました特集「サイレントシネマ・デイズ2021」。最終日の本日、フランク・ボーゼイギ監督の『なまけ者』(25) を観賞。同館所蔵、16mmフィルムでの上映です。

期間中、弁士やピアノ、フルートなどでの伴奏付上映も目白押しだったのですが、緊急事態宣言も開け、仕事再開したもので、これらはスケジュール合わず。以前、ルビッチの『思ひ出』(27) を弁士の生語り、ギター、フルート伴奏付で堪能しただけに残念至極。

それでもね、これは良かった。本と良かった。涙ジワーっと。ボーゼイギ監督は『第七天国』(27) で、甘い甘い恋愛モノを堪能してるんですが、これはね、親子の愛情、そして、他人への無償の愛が、、、あっ、ヤバイ、また涙出てきた。

ついこの間、シネマヴェーラ渋谷でサイレント映画沢山観たのに、イヤー、飽きないね。何度も観たいね。今日のは、シネマヴェーラの諸作のように、バックミュージックも何もなく、館内シーン。時折咳やクシャミやドリンクをガサゴソする音のみ。これぞ、文字通りサイレント。

そういや、今週末はユーロスペースでキアロスタミやら、武蔵野館でルネ・クレールやら特集目白押しなんですよね。あーあ、休み日曜だけだし、どれ行こうかな。