先月中旬から神保町シアターで開催されています特集「夜の映画たち 甘く、妖しく、おそろしいー美しき混沌の世界へようこそ」。タイトルに「夜」がつく、そんな日本映画特集にいきまして、本日は昭和35年の『赤坂の姉妹 夜の肌』(60) を観賞です。
男を手玉にとり、水商売でノシあがっていく長女、恋人との誠実な愛が欲しい次女、学生運動にはしる三女。この三姉妹の、愛憎、権力、その他もろもろが渦巻く赤坂を舞台にした物語。
そこにチェーホフの戯曲『三人姉妹』がウマイ具合に絡み合っていき(上映劇場が「カモメ座」ってのがね、、、)。
監督はちょい前に同館で観賞し、感謝感激した『幕末太陽傳』の川島雄三。なもんで、これも観てみたく。かつ、昔の赤坂の雰囲気を味わってみたく。
『幕末~』ほどのあれやこれやはないけども、これも良い。ジワーっと。
なにより、淡島千景、新珠三千代の美しさよ、、、みんな、足袋履こう、着物着ようよ。