店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

パゾリーニ『テオレマ』

マンボー延長で相変わらずの暇ンボーなんで、仕事の合間に恒例の独り暇ンボー映画祭。
本日はヒューマントラストシネマ有楽町で、イタリアはパゾリーニ監督のカラー映像と化粧(70年代に続いていく)が生々しい『テオレマ』(68) を観賞です。

去年、サドの『ソドム百二十日』を読んで絶句、しかも、これ映画化されてんだよね、誰だよ、こんなの映画にしたのは、、、パゾリーニ、、、そかー、いつか観てみたいなー、と思っていたところ、生誕百年と云うとこで、同監督の別のレストア二作品が今回上映されておりまして。

魅惑的な青年として現代に復活したクリスト。彼を迎えたブルジョワ一家。短いながらも濃密な接触を経て、彼は去り。
漠とした不安が罪の意識に変わった、残された一家が辿った道とは、、、

いやー、面白かった。
ここんとこね、独り暇ンボー映画祭、ツマンナイの続いたけど、同じくブルジョワを題材にした、後期フランス時代のブニュエル以来の面白さ。この喜劇よ。
いいのかなー、平日の真っ昼間からこんな面白いの観てて。
あーあ、罪の意識、、、