久しぶりの二連休。そして、二日目の本日は、なんと、楽しみにしてたオーソン・ウェルズのシェークスピアものに、予定どおり、またまたありつくことが出来ました。
引き続きシネマヴェーラ渋谷で開催されています、ウィスコンシン出身の三人の監督特集に出掛けまして、オーソン・ウェルズが監督、脚本、主演を務めた『マクベス』(48) を観賞です。
引き続きシネマヴェーラ渋谷で開催されています、ウィスコンシン出身の三人の監督特集に出掛けまして、オーソン・ウェルズが監督、脚本、主演を務めた『マクベス』(48) を観賞です。
知ったるストーリーだけに、前半からしばらくの淡々とした展開に少しダラケさせられる、、、かと思いきや、徐々に徐々に、、、スゲー、もうね、知ったるストーリーを飛び越えて、ドキドキドキドキ、素晴らしい作品でした。
昨年同館で観た『オセロ』がオープンセット(モロッコに渡り、巨大セット組んだらしい)だったため、明と暗、黒と白の対比の強調がなんとも見事だったのに対して、今回は室内セットの閉塞感が、色にも空気にも独特の効果を与え、もうたまらないドロドロの雰囲気よ。
さらにその閉塞感が、より演劇的な効果を強め(もちろん、映画的手法のアップ等の効果もありますが)、俳優陣の発する台詞を生き生きと際立たせ。
改めて、シェイクスピアの台詞って、ほんと一つ一つがカッコいいんだよねー。そして、本で目で追うだけではなく、こうして俳優の魂が込められることで、もうそれはそれは珠玉のものとなっていき、現代人への戒めとして、心にフカクフカク刻まれるんですなー。