引き続きヒューマントラストシネマ渋谷で開催されていますフランス映画特集。リヴェット、アケルマンに続いて、一昨日からエリック・ロメール監督の「四季の物語」特集が始まりまして、その晩年四作品のうち、本日は『夏物語』(96) と『恋の秋』(97) を観賞です。
とにかくね、ロメールね、最高なんですよね。結構観てると思ってたら、まだまだでしたね。今回の四作品では『冬物語』(91) しか観てなかった。
『夏物語』
おー、ポーリーヌ、でかくなった、いや、素敵な女性になったねー。
それにしても、この巻き毛ヤローの、恋愛と云うドツボへのハマり感よ。笑えるね。
いやー、学生時代を思い出してしまった、、、違うんですよ、こんな何人もの女性とのあーだこーだ、ではなくてですね、自作のギターのリフをテープに録音して、それを再生しながら歌詞をのっけていく作業。ほんとしみじみと思い出してしまった。
『恋の秋』
ブルターニュの夏に続いて、ローヌ地方のブドウ畑を舞台に。
これはほんと、染々と良かった。夏の太陽を浴びたブドウの、ワインの濃縮感。これが秋の渇いた心にギューッと染み入る感じで。
結局ね、何歳になっても恋をして、どうでもいいことをあーだこーだ喋って、結論が出るのを拒むかのように、恋愛についてあーだこーだ喋りまくって。次いでに、ちょっと実践して。
繰り返すけど、やっぱ、ロメール最高だね。フランスなるものの全てがここにあり。