店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

引き続きロメール『春のソナタ』

引き続きヒューマントラストシネマ渋谷で開催されていますエリック・ロメール監督「四季の物語」特集。先週の夏、秋の物語に続いて、本日は『春のソナタ』(89) を観賞です。

春。寒さは残るものの、早咲きの花はほころび、馥郁たる香りが春を告げ、そこに新しい出会いも。そのちょっとした変化が、さらにちょっとした何かをもたらし、ちょっとずつ彩りを与えていき。

映画、ドラマでありながら、人生そのもの。
哲学的、心理的会話の応酬は一時の感情をアラワにするものの、全てはちょっとずつ、ちょっとずつ。
でも、気付けば、そこには確実な何かが。
これぞ、ロメール作品。
「人生は素晴らしい」