先月末から角川シネマ有楽町で開催されています、フランソワ・トリュフォーの特集に出掛けまして、本日はアントワーヌ・ドワネルものの二作目、三作目にあたる『アントワーヌとコレット〈二十歳の恋〉より』(62) 、『夜霧の恋人たち』(68) を観賞です。
いやー、久しぶりのトリュフォー、やはり良いですねー。今特集の他作品、『アデルの恋の物語』や『終電車』のようなカチッとした作りも良いけど、このユルーっとした物悲しさをはらむユーモラス感は本当に心地いい。
お陰さまで、本日の観賞により、アントワーヌ・ドワネルもの、全制覇となったわけですが、ジャン=ピエール・レオー演じるアントワーヌの、一生懸命生きてんだけど、読書と音楽を愛し、もちろん女性に恋をし、あれやこれやと頑張ってんだけど、なんというか、永遠の‘’住所不定無職‘’感が、改めて僕の心をくすぐるのでした。
それにしても、デルフィーヌ・セイリグは相変わらず色っぽい。