劇場通ってますと、予告編の長さに辟易しますね。シネマヴェーラみたいに気持ちよく、どこもかしこも、ブー、ハイ本編、といかないもんですかね。
かのTOHOは論外として、Bunkamuraも長いねー。最後のお約束、“カメラ頭“と“サイレン頭“の追いかけっこが始まる頃には、本編まだなのに、もうグッタリ。
かのTOHOは論外として、Bunkamuraも長いねー。最後のお約束、“カメラ頭“と“サイレン頭“の追いかけっこが始まる頃には、本編まだなのに、もうグッタリ。
ところが、、、Bunkamura、ゴメンよ。この間のロミー・シュナイダー特集の時、アンタんとこの予告編なかったら、これ、観逃してるとこだった。ギョーム・ブラックの新作。全くのノーチェック。『女っけなし』から彼の作品、ズッーっと観続けてんのに。
ありがとね、長い長い予告編。もうね、本編はちょっとでいいから、ズッーっと予告編やっておくれ。
そして、先週日曜日の二日前、オンラインチケットを、、、えっ、満席? あっ、ユーロスペースの会員なのに忘れてた。ここは三日前からとれるんだった。
でもですよ。ギョーム・ブラックですよ。こんなに早くに満席なんて、ちとおかしいですよ。なになに、、、よく見てみると、舞台挨拶あり。
これかー。何だよ、かせりょうって。誰だよ、かせりょうって。ハアハア、、、
この投稿も、予告編ならぬ前置きが長くなってしまいました。
と、本題に。本日はユーロスペースで、一週遅れとはなりましたが、フランスはギョーム・ブラック監督の新作『みんなのヴァカンス』を観賞です。なんと、ほぼ満席。いつの間にこんな人気ものに。前言撤回。
いやー、やっぱ良いわー。最高ですね。この、相変わらずのギョーム・ブラックの世界。
夏の気だるい感じと、このウダウダ感が相まって、ただ楽しいと云うだけでなく、まさしく夏休み終盤の、或いは日曜夕方のサザエさんの時刻の、必ずや感じるであろう、祭りの後のような一抹の物悲しい想いを、ふと呼び覚ましてくれるのです。長い長い余韻、、、さあ、また仕事に精出しましょうかね。