ついこの間のシネマヴェーラ渋谷でのジョン・フォード特集。そのパート2が、昨日から同館で始まり、本日は『男の敵』(35) を観賞です。
男の敵、、、この邦題は分かりにくいなー。男にあるまじき行為、って感じを出したかったのかなー。原題を直訳した、密告者がいいと思うんだけど。B級ノワールみたいかなー。
さておき、、、約二千年前にクリストを密告したユダの如く、目先の金のために祖国解放闘争の同士である親友をウッちまっい、死に追いやった現代のユダの物語。
もうね、完璧です。パート1の特集の時に、オールドファッションって表現したんだけど、誤解ないように言い直すならば、古典的完璧さ。構図、音楽、伏線等々。本当に美しい。
特に、このラストシーンよ。
ユダが、瀕死の現代ユダが、教会になだれ込み、そこに居合わせた、自分が死に追いやった親友の母親に赦しを乞うこのシーンよ。
最後に語りかける磔刑のクリスト像は、まさに親友そのものであろうこのシーンよ。
ヤバイ、涙腺崩壊、ドー、、、まわれまわれ水力発電。電力の許す限り、このラストシーンを、全人類のためにスクリーンに映し続けておくれ。
(開場三時間ぐらい前にチケット取りにいったら、エレベーターの中で蓮實重彦氏と乗り合わせ、あまりにデカイんでビックリしてしまった)
