渋谷ユーロスペースで今月から始まってました、「フランス映画の現在をめぐって」と題する特集。ムッシューなんとかって人が選んだフランスの新作映画の数々。これは引かれますよね。
と、もっとビックリ。同時に、なんと、デルフィーヌ・セイリグ特集が。
と、さらにビックリ。『ロバと王女』があるではないですか。
繰り返しますが、まさか、こんなとこで。
いやー、面白かった。楽しかった。
今作だけは子供が格安で観られる企画のようで。でも、みたところお母さんに連れられた子供はたった一人。後はオッサン多かったな(僕を含む)。
ロバの毛皮の裏側の、赤いリアルな肉肉しさは、あんま小さい子は見ない方がいいね。トラウマになるね。
それにしても、デルフィーヌ・セイリグの色っぽさよ。妖精役なんですが、こんなエロい妖精がいてもいいもんなんですかね。シェイクスピアでさえ描き切れなかった(いや、描く必要はないんだけど)。
安い例えで申し訳ないんですが、なんかクラブのママを思い出させますね(あのハスキーヴォイスといい)。
そういえば、三年ほど前のハロウィンの夜。銀座の飲食店が入る、とある雑居ビルでのこと。
仕事を終えた僕は、五階からエレベーターに乗りまして、一階のボタンをプチッ。
と、一つ下の四階で一旦停まり、ハロウィンらしい衣装に身を包んだ女の子に見送られるオッサンが乗り込もうとしたところ、
遠くからカツカツカツと近づくヒールの音。
改めてお見送りに現れた、その店のママだったのですが、、、もうね、僕は何を見たんでしょう。
下を向いてた僕の視界にまず写ったもの。カツカツって音はヒールではなく、膝までのエナメルの黒の編上げブーツ。
ちょっと視線をあげたところ、、、あーあ、ボンテージ。ドロンジョ様がそこに。痩せぎすの。
まさか、他に人がいるとは思わないママの、僕を見つけたときの、イタタマレナイ表情よ。
あーあ、今年ももうすぐハロウィンかー。