店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

新作フランス映画特集より『愛の疑問』

出演者たちが俳優役であったりして、劇中に、演劇でも映画でもいいんですが、その稽古なり上演、上映といった演技のシーンが盛り込まれた「劇中劇」の手法って、ほんとに観客を二重に引き込むことってありますよね。
本来の“現実“が、現実そのものなのか演技なのか、いい意味で惑わされ、、、

先週に続きまして、渋谷ユーロスペースでの「フランス映画の現在をめぐって」と題する特集に出掛けまして、ムッシューなんとかって人が選んだフランスの新作映画の数々(多分日本での一般劇場では未公開)のうち、本日は『愛の疑問』(2020) を観賞です。

舞台での共演を通じて、特に夫婦役で愛を深めていったはずの俳優夫婦。
ある舞台をきっかけに、その愛に疑問が湧き。
その修復への道のりが、まさに、ある劇を観てるような。
と、唐突なラストはなんなんだろ? 三重の演出? う~ん、まあいいや。