明けましておめでとうございます。
懲りずに元旦そうそうの映画でして。
懲りずに元旦そうそうの映画でして。
先週に引き続き、渋谷はシアターイメージフォーラムで開催されていますピエール・エテックス特集に出掛けまして、新春第一段の本日は『ヨーヨー』(64) を観賞です。なんと、ほぼ満席。
大道芸人の親子二代にわたる物語。
時代は、世界恐慌があり、映画はサイレントからトーキーへ(本作の演出が、それに合わせてサイレントからトーキーに移るのがニクい)。そして第二次大戦、テレビの普及と移り変わり。
うまい具合にその流れに乗り、今一度富を築くものの、やはりカエルの子はカエル、、、豪華な屋敷から芸のミチへとカエっていく後ろ姿は、ちょっぴり悲哀にミチ。
バスター・キートンやらチャップリンへのオマージュをはじめ、そこかしこに、それこそ痒いところに手が届くくらいの、細かいニクい笑いのツボ。
ここに、その哀愁と云うスパイスがピリッと効いてるからこそ、本当に上質な喜劇に仕上がって。