腰痛酷いのに今日も恵比寿へ。
やっぱ長時間座ってるとダメですな。立てねー。ようやく立ったところが動けねー。何度も何度も立ち止まっては一歩一歩。
トーマス・マン原作ヴィスコンティの映画『ヴェニスに死す』ならぬ、恵比寿に死す、、、それでも行かなければならぬ。
やっぱ長時間座ってるとダメですな。立てねー。ようやく立ったところが動けねー。何度も何度も立ち止まっては一歩一歩。
トーマス・マン原作ヴィスコンティの映画『ヴェニスに死す』ならぬ、恵比寿に死す、、、それでも行かなければならぬ。
と、引き続き恵比寿ガーデンシネマで開催されています「没後60年 ジャン・コクトー映画祭」に出掛けまして、本日は昔からどうしても観たかった『美女と野獣』(46) を観賞です。
昔これを観たと云うお爺さんから、ほんと良かったよー、と伺ってたんですが、ようやく目の当たりにし。
へっ? なんなんですか、これは。ビックリしてしてもうた。
もうね、本当に素晴らしい。ベルが初めて野獣の館を訪れるシーンなんか鳥肌がたってしまった。いやー、何から何までが美しく輝かしく。まさしくコクトーイルージョン。
正確を期すために、今一度云うならば、『美女と野獣』が素晴らしいのではなく、コクトーの、あくまでコクトーの『美女と野獣』が素晴らしいのです(野獣役のジャン・マレーが少し武骨過ぎるきらいはあるが)。
満足して映画館を出ると、そこには書割のような嘘臭いイルミネーションの世界が。別名ガーデンプレイスとも云う。
ラーメンの街でしかなかったところに現れた虚無の庭。『美女と野獣』を産み出した、同じフランスはバカラのシャンデリアが煌々と照らされ。
あー、なんだろなー、自撮りを堪能する人々よ。堪能するのは地鶏にしてくれよ。
わずか五十歩も行けば、本物の美しき世界があるのに。