先週に続きまして、シネマヴェーラ渋谷で開催されています、フランスはサッシャ・ギトリの特集に出掛けまして、本日は『とらんぷ譚』(36) を観賞です。
もちろん、監督・脚本・主演は彼。
もちろん、監督・脚本・主演は彼。
チラシの短い解説のとおり、あるペテン師の一代記でして、かつ、その殆どを占める回想部分を、主演のギトリのナレーションのみで済ませるというやり方(よって演技は口ぱく)。
これまた、チラシの解説によると、「オーソン・ウェルズの『市民ケーン』が本作の影響下で作られたことは有名だ」ってあるけど。僕は『偉大なるアンバーソン家の人々』を思い出し。
いずれにせよ、そういう前口上もあったためか、満席に近い凄い込み具合でして。
でもなー、そういう云々はおいといて、映画的にどうなんだろ。
今一こうなんか煮え切らないというか、素材はいいんだけど、調理しきれてない料理を出されてるような、そんな感想は僕だけかな。
まあ、いいや。