店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

チェコ映画『私、オルガ・ヘプナロヴァー』

本日はシアターイメージフォーラムで、チェコ映画『私、オルガ・ヘプナロヴァー』を観賞です。
大分前にこのチラシを目にし、同館で予告編を何度か観てましたら、いやー、コイツは観とかんと、と。

おかっぱで、猫背にがに股。
こんなに煙草を吸い続ける女主人公が、今までにあっただろうか。
しかし、ぎこちなさ、この上なく。

ところが、その“復讐“を成し遂げた後の一転、堂に入った一服姿よ。

家族や職場、ひいては社会とのぎこちない関係から醸成していった疎外感。
そして、それを超越し神の領域に達した満足な一服、、、
煙草が全てを物語る。

こんなに力強い目を、スクリーンに放たれては。
サイレント時代の目の演技をはるかに上回り。
チェコ特産、ボヘミアグラスの如き鋭さで、そして、同特産アブサンのような眩暈を。

それは、彼女も同じであったのか。
復讐達成の歓喜は、只アブサンの多量接種による幻覚、いや、煙草の多量接種による幻だったのか。
罰せられた、死人にくちなし、クロードチアリ。