昨日から渋谷はシアターイメージフォーラムで始まりましたジョン・カサヴェテス特集。全く縁もゆかりもありませんでした、初カサヴェテス作品から本日は『こわれゆく女』(74) を観賞です。
なんかで読んだ、うろ覚えによると、その昔、狂人ってのは神からの使いとみなされて敬われていたとか。
しかし、現代のあまりにも錯綜した密接な距離感やら、自ずと醸成していった常識みたいな数々の中においては、そんな狂人はもてあまされ。
ましてや、一番身近な家族が、愛する奥さんが、そうなっては。
なんとか守り愛し続けたい、そんな旦那の行動は、狂人である本人以上に、唐突に滑稽にならざるをえないよね。
純粋無垢な子供たちが一番の理解者なのかもしれない。
兎に角疲れる作品ではありました。
一本で云々もなんですから、他も観てみたいような、もうこれで充分なような、、、