今日はクリスマスイヴなのかー。
なんでサンタの格好したヤツ、こんなにいんだ、と思ってたら。
なんでサンタの格好したヤツ、こんなにいんだ、と思ってたら。
そんな喧騒甚だしい新宿はシネマカリテで、イタリアはロッセリーニの作品『神の道化師、フランチェスコ』(50) のデジタルリマスター版を観賞です。
神の御子であるクリストの如く清貧を旨に、師の教えを広めんと布教活動を続けるフランチェスコの一行。
ユーモア満載の逸話の数々。そしてホロリ。
赤貧と清貧は似て非なるもの。
この逸話の数々に心射たれないとすれば、それは物質的な貧しさ以上の心の貧しさを示すばかりなり。
あーあ、サンタの格好の若者たちよ。
ついでに、欲と色にまみれたクリスマス関連のシュシュ雑多な大衆よ。
クリスト教の本質とはなんぞや。
と、この作品はシネマヴェーラ渋谷で今夏に開催されたネオリアリズモ特集で観る予定だったのですが、急遽上映中止となり、他の作品へ差し替えられ。
多分、このデジタルリマスター版上映が影響したのでなかろうか。
そいや、シアターイメージフォーラムで始まったドライヤー特集で、『ミカエル』が「劇場初公開」ってあるけど、一昨年シネマヴェーラで観たんだけどね。
映画を巡るここら辺のアレコレは難しいものですな。
とりあえず、今年の映画観賞は今日で終わり。
今年の総括しないと。