ふと掘り起こさせれた人骨二体。
アメリカは西部。
その昔、一攫千金を夢見て人集うこの地で彼らが得たものは、金でも名声でもなく、ほんの些細な友情であった、、、
アメリカは西部。
その昔、一攫千金を夢見て人集うこの地で彼らが得たものは、金でも名声でもなく、ほんの些細な友情であった、、、
と、新春第一段の映画は、新宿武蔵野館でケリー・ライカート監督の『ファースト・カウ』。
二年ほど前のイメージフォーラムでの特集以来の観賞です。
デビューからのその特集での四作品が、よい意味で結末があやふやな感じだったのですが、今回は明確な結末が、しかも冒頭に示されて。
相変わらずのライカート“節“は健在である一方、より“映画的“になったような。“映画的“であればあるほど、その二年ほど前の衝撃が薄れていくような。
まあ、こんな感想をほざけるのは贅沢なのかもしれません。
よい映画ではありました。