昨日から神保町シアターで始まりました五所平之助監督特集。うち、本日は田中絹代出演の昭和6年松竹作品『マダムと女房』(31) を観賞です。
なんと、我が国初のトーキー作品らしいのですが。いやー、スクリーンから画面の動き通りに声やら音楽やらが聴こえてきて、
当時の観衆はビックリしたでしょうな。
と、田中絹代出演の五所作品は、これまで今特集にもある『花籠の歌』や、今作より後なのにサイレントの『伊豆の踊り子』なんか観たのですが。
兎に角、絹代ちゃん、若すぎてね、若いのに二重顎目立ってね、なんともはや、、、やはり、溝口作品における、最もアブラがのった頃の(女性にもこんな表現は使えるのだろうか)、鬼気迫る演技を観た後では、学芸会の如き印象は否めず。
と、今作から約20年後の作品が、今特集にあるとな、、、こちらに期待。