店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

ダニエルシュミット『デジャヴュ』

因縁の鈴の音とともに、眼前にまざまざと現れる数百年前の出来事。
これは現か幻か、、、

ってな陳腐な言い回ししか思い浮かばないほどの、使い古された感ありありのなんとやら。

と、本日は渋谷はBunkamuraル・シネマで上映されていますダニエル・シュミット監督の『デ ジャ ヴュ』(87、スイス) を観賞です。

特になんという感想もありませんが、我が国でも、列車の食堂車は復活させて欲しいなー。

ちょっとした食後酒を嗜みながらのゲームに興じる紳士淑女よ。あー、こういうのはほんといいよね。

悲しいかな、その昔の新幹線の食堂車。
新幹線ハンバーグが悲しいのではなくて、場末の居酒屋と変わらぬ出張サラリーマンによる乱痴気騒ぎよ。

あー、階級と云うものがなくなって、皆が皆、あらゆるところに出入りできるようになり、歪んだ平等が招く、美の、秩序の崩壊。

瀬戸際の美を、映画のみに求めてしまう、悲しき現実、、、