強盗の世界でも、ベテランが若者を嘆く姿は変わらないようで。
「ほんと、若いやってのは何考えてんだか」
「まあ、これも時代だね」
と、本日は、引き続きシネマヴェーラ渋谷で開催されています、ラオール・ウォルシュ特集に出掛けまして、ハンフリー・ボガードの出世作らしい『ハイ・シエラ』(42) を観賞です。
そんなベテランなボギー。
もうここまでくるとね、犯罪か刑務所か、どっちかでしか生きられない。
本当の“自由“ってのは、ただ死によってしか得られないという、自業自得、あーあ。
いやー、それにしても、ボギー、格好いいわー。
若者を一渇しても、星空で愛を語っても、フラれても。
仁義にあつく、貧しく弱いものに優しく。
あっ、自らを不幸に招く犬にもね。
バーン。
ラストの、タイトルにあるところの、高き頂からの死の落下は、孤独な犯罪者の悲哀でもあり、美学でもあり。
