店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『逆光線』

あーあ、やっちまった。

先週に続いての神保町シアターでの青春映画特集。なにやらジャズナンバーに彩られた作品があるらしい、これは観とかんと。

ところが、今日明日と久しぶりの二連休の気の緩みか、一旦起きてご飯食べて、またちと横になっちまったのが、そのままグーグーグー、、、
上映時間に間に合わないんじゃ生姜焼。次の回、明日観る予定だった昭和31年日活作品『逆光線』(56) を観賞です。

女子大生役、北原三枝の恋愛を中心とした青春映画。

あー、昔の映画とは知りながら、なぜ、今まさに目の前に繰り広げられる数々が、遠く遠くのことに感じられるのだろうか。

現代ではあまりお目にかからない、歌や躍りのせいだろうか。
靄や月明かりなどノスタルジック漂う演出のせいだろうか(そういや、田中絹代監督作『月は上りぬ』にも彼女は出ていたね)。
僕自身が、青春からかけ離れた歳となってしまったせいだろうか。

いずれにせよ、青春とは、過ぎ去りし遠くのことになって初めて、与えられる名称かもしれない。