店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

新着ジン

めんどくさい、チェーンの定食やよい軒。
なんがめんどいって、入口で名前書いて待てって。

四文字も書くのめんどうだから、タンとか、パクとか、キムとか、ジムとか書くんだけど。

でもね、定員が「お一人で、お待ちのジム様~」って呼んだとき、「はーい」って僕が出ていくと、やっぱジムには見えないんだよね。

そんな店員の訝しげな目もめんどいから、ジムをジンに変えてね、これなら日本人にもある名前だしね。

と、新発売のジンを入荷しました。

最近は下火になったのか知れませんが、一時期、クラフトジン、クラフトジンって喧しかったですね。

なんなんだろ、すぐ流行りのなんかに飛び付く大衆根性。

当店なんかでもね、よく聞かれたもんですよ。「クラフトジン、何が置いてありますか?」ってね。
天の邪鬼の僕。「えっ、樺太人ですか?樺太人は居ませんが、日本人なら居ますよ」。
あーあ、道理でお客様、減っていくわけだ。

そんな、へそ曲がりな僕ですが、スコットランドのボトラー、キングスバリー社が出してます、ビクトリアンバットジンのシングルカスクだけは欠かさず入れてまして。

ジュニパーベリーを従来品の二倍ほど使用し、樽熟成のほんのり黄色味がかった50°オーバーの、たまにしか出てこないヤツですね。

なんと、今回はそのビクトリアンバットジンの新製品として、ジュニパーベリーを二倍から三倍に、ウイスキー樽での熟成年数もさらに長くした、ビスポークバッチ「ザ・マル」が発売されました。
バリバリのロンドンラベルです。

それにしても、あーあ、ビスポークかー。スーツなんかの高級仕立の意味らしいけど、今度はクラフトに代えてビスポークって言葉が乱用されなければいいけどね。

やよい軒特製、ビスポーク定食、、、