ようやく観れました。
本日はBunkamuraル・シネマでロミー・シュナイダー主演『プリンセス・シシー』(55、オーストリア) を観賞です。
本日はBunkamuraル・シネマでロミー・シュナイダー主演『プリンセス・シシー』(55、オーストリア) を観賞です。
瀬戸の花嫁は小舟で瀬戸内海をゆらゆら、隣の島へお嫁に行くが、そこはオーストリア皇帝へのお嫁入りともなれば、バイエルン公国から遡上する嫁入船は、河幅が狭く見えるほどの壮大さ。
いや、この作品の全てにわたる壮大さよ。ルビッチ作品のような、華麗な洒落た小気味いい展開に加え、当たり前だけどスタジオセットでは到底再現できない雄大な自然、建築物。
それより何より、普段着からイブニングドレスを経て、豪華なウェディングドレスに包まれた、エリーザベット役、若きロミー・シュナイダーのパツンパツンのはち切れんばかりの美しさよ。
この作品は一度は観とかんといかん。
本当の恋を知らない無垢な美しさ。
その後、アラン・ドロンと出会い、その美は研ぎ澄まされ、多少の崩れが妖艶さを増していき。
ヴィスコンティ、『ルートヴィッヒ』で再びエリーザベットとして登場する彼女にも注目。