本日も、引き続き国立映画アーカイブで開催されていますメキシコ映画特集に出掛けまして、先住民族インディオの美しき娘の悲劇を、これまたどこまでも美しく描いた『マリア・カンデラリア』(44) を観賞です。
その昔、カメラに写されると魂を抜かれちまう、なんてありましたが、画布に描かれたとたん、マリアの運命は急直下、あー、帰らぬ人となり、、、
映画の安直な導入部分と、マリアのファーストショット、もう少し“乙女な“推量が、既に熟しきった風貌に、ちとがっかりした感は否めずとも、マリアが聖母マリアに重なる頃には虜になってしまっており。
祭りや暴動での、先住民族のむせるような熱気と、牢に閉じ込められた恋人に差す、どこまでも静かな光明との対比。
あー、素晴らしき一本でありました。
