店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

引き続きメキシコ映画特集

引き続き京橋の国立映画アーカイブで開催されていますメキシコ映画特集に出掛けまして、本日は『不法移民』(55) を観賞です。

アメリカに行き職を得たいが、正規のビザは無し、命からがら国境をわかつ川を泳いでの不法入国、しかし、足元を見られた過酷な労働に搾取、あーあ、やっぱ帰ろう、俺はメキシコ人だぜ、誰がなんと言おうとメキシコ人なんだよー。

と、そこに恋愛も絡めた、映画としてはイマイチの、そんな作品でした。

しかしですね、酒場での、過酷な労働の場での、いつのまにやら始まってしまう歌。ギターを伴奏に、時に楽しく時にもの悲しく。あー、日本人の僕の心にもしみじみと染み渡りまして。

あー、エイゼンシュテインじゃないけれど、ビバ、メキシコ。