引き続きBunkamuraル・シネマで開催されていますオリヴェイラ特集に出掛けまして、本日は『絶望の日』(92) を観賞です。
窓外に聴こえる雨音、木々をそよがす風、室内を照らす燭台の灯り、たゆたう紫煙、それらがいつかは止むように、人に必ずや訪れる死。
そして、それを身近に感じたときの絶望。
絶望の日とは、最後の日ではない。まもなくの死を確実に受け止めた日であり、それからの苦悩、焦躁、、、映画に描かれるまでもなく、人生のクライマックスは、まさにそこにあろう。
あとはいつ引き金に、指をかけるかだけである。
屋内と屋外の違いはあれど、映画の手法としては『春の劇』に通ずるところがあろうか。
