店主は気まま、客は我がまま。そんな気楽な銀座のBAR。でも、それでいいんじゃないの?

『インディアン渓谷』

間に合った。今月頭からシネマヴェーラ渋谷で始まってました「超西部劇」と題する特集。本日はジャック・ターナー監督の『インディアン渓谷』(46) を観賞です。

「理性?それで何ができる。今俺が動くのは、魂の衝動だ」

開拓民の歴史とは、自然との、先住民との、時には無法の中での同民との戦いであり、その後のゴールドラッシュを背景とした自身の欲との戦いでもある。

衝動と理性との絶え間ない衝突、バランスは、ひいては我々の人生そのものであり、カラー映像でどこまでも美しく描き出される自然、人々の営みが、我々を優しく癒すのも、これまた人類に共通の感情であろう。

あー、良い作品でした。